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令和元年10月19日 勉強会

10月19日の勉強会は、酒井医療株式会社にて執り行われました。
勉強会では、酒井医療株式会社の協力で「GROREHA」の紹介、実演がありました。
また症例報告では、井上由貴先生と田口健介先生より、複合損傷の症例と、脳血管疾患患者への
スプリント療法についての報告がありました。

<参加者の声>

今回のT-HANDsでは、最新治療機器として「GLOREHA」の紹介と2例の症例報告がありました。

GLOREHA(上肢用ロボットリハビリテーション)の紹介では、実際の機器を使用しながらプレゼン
テーションして頂き、使用方法がイメージし易く大変貴重な機会となりました。

GLOREHAは従来の上肢用ロボットと比較すると、非常に軽量で装着しやすく、各指を分離してピンチ
動作の練習ができる点などが魅力的でした。また両手トレーニングとして、健側手の動きをロボットで
患側手に再現させる「高度なミラーセラピー」を行うこともでき、最新治療機器の発展を感じました。
日本ではまだ導入されていないため、日本の臨床現場にもいち早く普及されることを期待しています。

東京医科大学八王子医療センターの井上先生には、「伸筋腱損傷(ZONEⅤ・Ⅵ)と中手骨骨折の複合
損傷を呈した症例」について発表して頂きました。今回発表して頂いた症例は重度の損傷であり、
「何を優先に考えるべきか?スプリントの固定角度は?自分が担当だったらどうするか?」等と考えさ
せられる内容でした。複合損傷の症例は日頃自身も悩むことが多く、色々な先生方の考えを聞くことが
でき興味深かったです。

東京慈恵会医科大学付属病院の田口先生からは、「上肢痙性に対するボトックス治療とスプリント療法」
について発表して頂きました。普段、脳卒中の患者様を診る機会が少ない為、ボトックス治療を利用した
セラピィの実際を学ぶ機会になりました。また、症例の機能やニードに合わせたスプリントなど詳細に
教えて頂き大変勉強になりました。

瑞江整形外科
石橋賢一

<勉強会の風景>

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