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6/14 勉強会「基礎疾患のハンドセラピィ」

6/12(土)の勉強会は,神奈川県立保健福祉大学にて,OTSの皆様と一緒に
勉強をさせて頂きました.

内容としては,「拘縮」,「橈骨遠位端骨折」,「腱損傷」,「神経損傷」をテーマに病態などの
基礎的な知識を含め,評価,治療の実際を「OTRがどのような視点で目標を立て,治療を進め
るのか」をそれぞれ症例報告をおこない,セラピスト,学生間で質疑応答という形でおこないま
した.
発表セラピストより,対象者のADLやAPDL,仕事などのQOL改善を目標としての治療過程
について報告され,大変勉強になるとともに,参加された学生さんの積極的な知識を深めようと
する姿勢など,自身を振り返る良い機会となりました.

以下に勉強会の様子と参加者の声を紹介させて頂きます.

 

<参加者の声>

先日は神奈川県立大学のOTSとの合同勉強会に参加させて頂き誠にありがとうございました。

感想を・・・と求められまして、まず感じたことは、学生時分から臨床に基づいた手外科の勉強が
できる環境の素晴らしさです。私の学生時代を思い出しますと「手外科?勉強したっけ?」という
レベルでして、一度ばかりスプリントを作り、後は、国家試験対策で詰め込み暗記したような記憶
しかないのです。今回のように、仲木先生のわかりやすい講義に加え、OTRの症例検討会に参
加できることで多くのことを学べると思います。つまり、疾患別による画一的な治療法でなく、臨床
現場に出てとても大切な思考過程(PDCAサイクル)を学べることができ、それは何にも替えがた
い経験だと思います。

更に、学生の学ぶ姿勢にも感銘をうけました。講義形式の授業はとかく受け身になりがちです
が、皆さんとても真剣で積極的な質疑がなされ、質問の内容も「患者様の生活」、つまり患者様
が今後どのような生活を希望され、その為にはどのような手(身体)の使い方が必要なのか、その
為にはどのような機能が必要なのか、そしてその相互関係は??・・・というようにトップダウン式、
一方向ではなくて、双方向式の考え方が学生当時から身についているのは素晴らしいと思いま
した。今後は学生とOTRとグループ形式で実施できても良いですね。私もまだまだ勉強中、発
展途上の身です。OTRになって何年経過しても自分のふがいない診療に悩み、日々勉強を継
続して臨床現場にたっています。これからも常に鋭敏な感覚をもち、患者様から色々なことを教
えて頂きながら、学生指導、新人指導にも活かしていきたいと思います。

医療法人鉄蕉会 亀田メディカルセンター 大瀬 律子

 

<勉強会の様子>

201406③

201406①

201406②

201406④