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8/16 勉強会「ハンドセラピィ学テスト」

8/16(土)のT-HANDs勉強会では,トピックス,症例報告,特別企画として
ハンドセラピィに関するテストを実施致しました.
トピックスでは伸筋腱損傷に対する「ICAM法」について.症例報告では高度の
挫滅損傷を呈した症例について報告がありました.症例では,解剖学的な知識とともに
セラピィストが症例のゴールをイメージすること.ニードやホープをうまく引き出す
ことの重要性を再確認しました.テストについては,主にハンドセラピィ概論,骨折,
末梢神経損傷,スプリントなどの内容についての出題がされました.

以下に参加者の声と勉強会の様子を掲載いたします.

<勉強会の様子>

201408① 201408② 201408③ 201408④

 

 

 

<参加者の声>

8月16日の勉強会に参加しました.内容は「トピックス報告」,「症例報告」,「第一
T-HANDsハンドセラピィ学 筆記試験」でした.

トピックス報告では,手指伸筋腱損傷に対する早期制限下自動運動(Immediate
Controlled Active Motion, ICAM法)についての報告がありました.手指伸筋腱損
傷の早期運動療法については,バディテーピングによる石黒法を選択する機会が多か
ったのですが新しい選択肢を知る機会となりました.ハンドセラピィの日進月歩の発展
を感じました.

症例報告では,手指挫滅症例のハンドセラピィについての報告でした.重度の損傷で
あることや症例の背景から,「自分が担当していたらどうしていただろうか…」と考えさせ
られる症例報告でした.身が引き締まる思いでした.

筆記試験の内容は,ハンドセラピィに対する基礎知識について,会長作成の問題文
の正誤を答えるものでした.注目の点数はというと…60点でした….80点以上の高得点
者も多数いらっしゃるなか,自らの力不足を痛感しました.しかし,数年ぶりに受けた筆記
試験はどこか懐かしい緊張感が漂っていました.作業療法を学び始めた学生の頃を思い
出しました.

今回の勉強会は作業療法士としての姿勢を久しぶりに振り返る機会になったように思い
ます.臨床に出てあっという間に数年が経ちましたが,常に新しい知識を得ることの必要
性,患者さんに真剣に向き合う誠実さ,そして日々精進し,緊張感を持って技術や能力
を磨き続けることの大切さを再確認しました.なんてハイクオリティーな勉強会なんだ!!と
感激しました.これからの勉強会もとても楽しみです.ありがとうございました.

次の筆記試験では,80点以上を目指します!!

東京慈恵会医科大学附属病院 リハビリテーション科 田口健介