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令和元年6月15日 勉強会

6月15日の勉強会当日は悪天候の中、16名の先生方に参加していただきました。

 

<勉強会プログラム>

1.「母指CM関節症のプロトコール」 まえだ整形外科・手のクリニック 山下先生

2.「第16回東京都作業療法学会 予演会」 東京医科大学八王子医療センター 井上先生

3.症例検討

①「長期に及ぶMP関節屈曲拘縮を呈した症例」千葉市立青葉病院 須賀先生

②「指尖部損傷に対するGraft on Flap法を施行した症例」東京慈恵会医科大学付属柏病院 田口先生

 

<参加者の声>

まえだ整形外科・手のクリニックの山下先生から母指CM関節症のプロトコールについて
お話ししていただきました。基本的な病態から保存療法・手術療法についての説明、
保存療法でのプロトコールを症例を交えて話していただきました。変形性関節症の保存療法の
プロトコールでは、除痛と再発予防が目標となり,病前と同様の手の使い方だ
炎症が再燃してしまうことや、手の使い方を患者さんへ指導することの重要性を学びました。

東京医科大学八王子医療センターの井上先生から第16回東京作業療法学会の予演会として
小指の複合損傷に対するハンドセラピィについて発表していただきました。
複合損傷の術後に長期の安静・固定の経過により拘縮に陥った症例の問題点の把握や
損傷部の状況、時期に応じたセラピィの展開などについて、活発なディスカッションをおこなわれました。

千葉市立青葉病院の須賀先生にはMP関節屈曲拘縮を呈した症例について発表していただきました。
臨床で経験し,難渋する拘縮例に対して,筋骨格系のほかに整形外科疾患以外での症状など、
多方面からの評価やアプローチが必要であることを学びました。

東京慈恵会医科大学附属柏病院の田口先生に指尖部損傷に対するGraft on Flap法を施行した症例
について発表していただきました。Graft on Flap法の基礎知識と治療経過について学び、
指尖部の知覚再教育は,術後の症例がUseful handを獲得するために重要な要素であり,
今回の症例を通して,より細かな評価やアプローチの重要性について学びました。

JCHO東京高輪病院 東田翔平

 

<勉強会の様子>

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