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第10回T-HANDsセミナー 「ハンドスプリント‐Basic plus‐」

平成29年3月4日(土) 神奈川県立保健福祉大学において、第10回T-HANDsセミナー
「ハンドスプリント‐Basic plus‐」を開催致しました.

本セミナーは,経験者だけでなく,スプリントを導入したいと考えているセラピストの方
においてもきれいに,上手に作れる技術を学ぶことを目的に開催されました. 今回は,
コックアップスプリントへ付属パーツを取り付ける事で,レスティングポジションの装具を
作製したり,短対立スプリントの作製をおこなう予定になっており,整形外科の患者さんだけ
でなく,脳血管疾患の患者さんにも使用できるようなスプリントの作製方法が紹介されました.

講師のJCHO東京高輪病院の仲木右京先生(当研究会会長),聖隷浜松病院の奥村修也先生を
はじめ,聖マリアンナ医科大学病院の大森みかよ先生,慶應義塾大学病院の阿部薫先生の技術
指導のもと,豊富なデモンストレーションや実技演習が行われました.

 

今回参加していただいた皆様に,心よりお礼申し上げます.これからも臨床で患者さんに還元
できる知識・技術を提供できる様な研究会を目指して参ります.

是非,ご期待ください.

 

〔参加者の声〕

今回T-HANDS勉強会に初めて参加させて頂きました.スプリント作成は当院でも頻回に作成
を行っており,自身も作成できるようになりたいと思い参加致しました.

スプリント作成のセミナーを受講することは初めてで,とても緊張しながら参加させて頂きました.
セミナーの内容はとてもわかりやすく,講師の先生が普段は臨床家という背景から,臨床での作成の
ポイントや作成の手順など実践的な指導を頂く事が出来ました.特に講師の仲木先生のスプリント
講義では「軸を意識することが大事であり,そのためにセラピストと患者さんの位置関係を意識する
ことが重要」とご指導頂きました.作製でのアプローチの仕方やそれを行う為の準備の重要性につい
て学ぶことができました.

また,本セミナーは座学よりも実習の時間が長く,カックアップスプリントをはじめ,シェルスプ
リントやカックアップに付属パーツをつけ,機能的肢位での安静時スプリントへと応用させるなど
多くのスプリントを作ることができました.今までのベースをいかに工夫していくか臨床家として
考えていくことが重要だと実感しました.

実技のセミナーは,各テーブルで6人程度の小グループ制にてペアで作成を行い,テーブルごとに
講師の先生がいらっしゃりました.積極的に質問や臨床でのスプリントの使用の仕方などディスカッ
ションすることができ,本セミナーによって大きな経験が出来ました.今回,このような貴重な経験
をさせて頂きありがとうございました.東京ハンドセラピィ研究会の皆様ご指導ご鞭撻頂きありがと
うございました.

東京慈恵会医科大学附属病院
村田 海

 

〔当日の風景〕

 

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