1／21　勉強会：テーマ「ザイヤフレックス」

平成29年初めての勉強会は，デュプトレイン拘縮に対する治療薬である
「ザイヤフレックス」をテーマとして，勉強会をおこないました．

勉強会では，旭化成ファーマ（株）にご協力頂き，ザイヤフレックスについて
御講義を頂き，また軽食などご準備頂きました．
当会からは，慶應義塾大学病院の三輪先生より，ザイヤフレックスの治験，
デュプトレイン拘縮に対するセラピィに関する文献抄読．聖マリアンナ医科大学
病院の大森先生から，実際にザイヤフレックスを用いて治療をおこなった症例
について，症例報告と治療をおこなった傾向についてお話頂きました．

旭化成ファーマ（株）の岡田さんのお話しでは，ザイヤフレックスの薬効，
治療機序，副作用や使用方法について，御講義を頂きました．質疑応答では，
その他疾患への治療への活用や，治療手技，指導方法などについて活発に
討議がおこなわれました．
三輪先生の文献抄読では，デュプトレイン拘縮についての，病態，発生機序，
疫学などから，ザイヤフレックスにおける治験の結果，作用，合併症などについて
文献にてまとめたものをご発表頂きました．討議では，リハビリテーションの実際
や，合併症についてなどが多く質問があがりました．
大森先生の症例報告では，実際にザイヤフレックスを用いて治療をおこなった
症例について，術前評価から術後治療までの流れ，結果を示して頂くとともに，
複数例におこなった評価結果の分析についてもご発表頂きました．質疑応答では，
術後におこなわれるROMなどの機能訓練についてや，スプリントの形状，ROM
などの治療経過の推移などについて質問がされました．

臨床でも，徐々に件数が増えていくと考えられるデュプトレイン拘縮に対する
ザイヤフレックス及びそれを用いたハンドセラピィについて，知見を深める事が
でき，大変勉強になった勉強会でした．

＜勉強会の風景＞

ご協力頂いた旭化成ファーマ（株）の皆様