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11/15 勉強会 lecture-skill Brush up 「医療系論文の読み方」

11月15日の勉強会では,Lecture-skill Brush upとして,聖マリアンナ医科大学病院の
畑中康志先生をお招きし,「医療系論文の読み方~基礎編~」についてお話し頂きました.
また症例報告を一例おこないました.

Brush upでは,論文・文献の検索,管理方法から,読み方として研究デザインについて,
統計の分類,読み方などを分かりやすくお話し頂きました.また,研究に取り掛かる姿勢,
考え方なども先生自身の体験に基づきお話し頂き,大変勉強になりました.

症例報告では,化膿性屈筋腱炎のによって筋・腱線維の融解,癒着を呈した症例に対し,
報告および議論をおこないました.運動時期や方法,アプローチをすべき部位など,綿密
な評価の元に焦点化,治療計画の立案をすることが重要であると再認識させられる症例
でした.

以下に勉強会の様子と参加者の声を掲載させて頂きます.  (文責:成田)

<勉強会の様子>

201411①

201411②201411③

<参加者の声>

 1115日のT-HANDs勉強会は、大野先生による症例報告、そして畑中先生による医療
系論文の読み方(基礎編)のご講義を頂きました。

私はまだ症例発表の経験が無い為、分かりやすく情報をまとめていた大野先生のスライドは
とても参考になりました。また、症例に対する意見交換では、自主練習の具体的方法として、
何を・どのくらい・どのように行うかの検討がありました。自分の臨床で置き換えてみると、参考
となる部分が多くあり、改めて自分の臨床を見つめ直す機会となりました。

畑中先生のご講義では、文献検索の方法や論文読解のコツを教えていただきました。途方
もないページ検索や探すのに苦労する文献も、今まで以上に上手に見つけ出しやすくなるの
ではないかと思うと図書館に行くことが楽しみになりそうです。
講義内容は非常にレベルが高く、畑中先生もおっしゃっていましたが、モチベーションが無い
と研究はのめり込むには大変根気の要る作業だと思いました。私もそのモチベーションを早く
見出せたらと思います。

勉強会後の懇親会では、OTの枠にとらわれず様々なお話ができました。公私共に勉強させ
ていただき、今後の人生に活かしていきたいと思います(笑)。就職して2年目、様々な悩みを
抱え始める駆け出しOTの私にとって、このような勉強会はとても刺激になり、何かに踏み出す
一歩として貴重な経験となりました。今後ともご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いいたします。

杏林大学医学部付属病院 佐久智紀