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5/21 特別企画「屈曲制限の評価・スプリント療法」

5/21の勉強会では,特別勉強会として,パシフィックサプライ株式会社のご協力,資材提供
のもと,「手指屈曲制限の評価・スプリント療法」の内容で勉強会をおこないました.

内容は,講義2部とスプリント実習で,まず第一に「手指屈曲制限の評価」として,関節可動
域制限の原因や,評価の方法の確認がありました.次に「手指屈曲制限に対するスプリント」の
講義として,スプリント導入についての考え方や心構え,素材や形状の選択方法,実際の患者
さんへの実施経験など,講義がありました.
後半は,仲木会長を講師として,パシフィックサプライ株式会社のオルフィキャストを用いて,
ハンドベースを用いた屈曲制限に対するスプリント作製実習をおこないました.

以下に参加者の声と勉強会の様子を掲載させて頂きます.

<参加者の声>

今回の勉強会では手指屈曲制限の評価の講義、手指屈曲制限のスプリントの講義・実技を
受講しました.手指屈曲制限の評価の講義では屈曲制限の要因とどのように評価することが
問題点を明確にできるのかということを解剖学的な視点から学ぶことができました.問題点が重
複していることは臨床上多く経験することでありますが、問題点をいかに早く正確に評価できる
かということは、治療において重要なことだと改めて感じました。

手指屈対曲制限のスプリントの講義ではスプリントの作製における基礎的な知識や視点、
患者様への指導方法を学びました.症例を通してスプリントの選定や治療効果、ディスカッショ
ンでの先生方の意見は大変勉強になりました.

スプリントの実技では自身が利用したことのないオルフィキャストという素材を使用した手指
屈曲制限のスプリントの作成方法や工夫、患者様に使っていただいた際のお話を交えながら
ご指導頂きました.作製時は多くの先生方にご指導頂ける環境を設定していただき、作り方の
ポイントや疑問点を解決することができました.

私自身,ハンドセラピィに携わった経験が浅く,評価を含め臨床上で悩むことが多い中,
多くの先生方にご指導頂くことや,ディスカッションされている内容をお聞きできる機会がある
ことは大変勉強になります.東京ハンドセラピィ研究会に参加し,経験を積まれても迷いなが
らより良い治療を提供しようとされている先生方に非常に刺激を受けます.日々の臨床で迷い
や疑問を持ちながら行うことや知識・技術の向上心を持ち続けることを忘れず関わっていきた
いと思いました.

<勉強会の様子>

201605②
201605③
201605①
201605④
201605⑤