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6/13 勉強会「トピックス・スプリント作製実習」

6月13日の勉強会では,トピックス1題,症例報告1題とスプリント作製実習
をおこないました.

トピックスでは静岡作業療法学会の参加報告および基調講演についての
報告がありました.症例報告については,リバース型人工肩関節置換術(RSA)
を施行した患者さんについて報告がありました.
スプリント作製実習では,手指の静的スプリントの作製をおこないました.
各自,PIP関節伸展固定用スプリント.STAXスプリント.PIP関節伸展矯正用
スプリントの3種類のスプリント作製をおこない,作製および臨床上の疑問など
も相談しました.

以下に参加者の声と勉強会の様子を掲載致します.

<参加者の声>

6月13日の勉強会では、静岡県作業療法学会の報告、症例報告1題、
および手指スプリント作製の講習がありました。

静岡県作業療法士会学術集会からのお話しでは京都大学乾先生の
ご講演による、コミュニケーションの取り方についてのお話がありました。
背側経路、腹側経路を用いた運動の学習について説明がありました。
手指の運動は随意性が高く認知機能とは切っても切れない関係にあります。
最近ではハンドセラピィ学会のテーマになるなど脳と手の関係は重要です。

症例報告では、いま話題のリバース型肩人口関節置換術についての症例報告
をいただきました。回転軸が従来の人工肩関節よりも低く、可動域の成績
がよいため、私の働く病院でも導入が検討されています。しかしながら
日常生活ではいくらかまだ課題があるようです。論文などでは利点が強調
されていますが、療法士目線ならではの日常生活上の問題点について学
ぶことができました。

仲木先生のスプリント演習では手指のスプリントの作り方を直接お教え頂きました。
型紙を使わない先生の作り方はとても臨床的です。作成しながら、日々の臨床で
の聞きづらい悩みを経験豊かな先生とご相談させていただき大変有意義な時間
になりました。

私の働く病院では、11年目の私が最年長です。なかなか普段、臨床技術について
具体的な相談をすることができません。論文ではわからない本当の所の情報を頂け
るとても良い場となっています。お忙しいところ定期開催してくださる。仲木先生、
阿部先生はじめJCHO高輪病院の先生方には感謝申し上げます。

北里メディカルセンター病院 薄木健吾

<勉強会の様子>

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