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H28/1/16 勉強会「英文抄読」

平成28年1月16日の勉強会では,「英文抄読」をおこないました.

昨年10月の勉強会に,初めての試みとして実施.今回が2回目となり
ました.前回同様,グループに分かれて作業を実施.各グループごと
にそれぞれ別の文献を抄読し,内容の発表をおこないました.手順と
しては,まずアブストラクトを翻訳(内容の理解)をおこない,その後に
本文を読み込んで,アブストラクトの翻訳で読み込んだ内容に肉付け
していく.といった方法で実施しました.

数字や表などを十分に理解すること.また文献のキモとなる,結果と
考察については詳細に読み込むという点に注意しながら実施しました.
回を重ねることで,全体的に参加者の皆様も英語への苦手意識も薄
れ,活発に討議をおこなうことができ,理解を深められている印象でした.

以下に勉強会の様子と,参加者の声を掲載させて頂きます.

<参加者の声>

今回の勉強会の内容は特別企画として英文抄読についてでした.
英文抄読のワークショップは昨年10月に続いて2回目で,前回から
更にステップアップした内容となりました.

まず始めに,慶應義塾大学病院の阿部薫先生より英語文献について
の英文抄読の手順,まとめ方についてご講義を頂きました.英文抄読の
まとめ方,どのようなポイントで読んでいくのかを分かりやすくご講義頂き.
日々の文献抄読や,グループワークにとても有用なものとなりました.

次に各班で1編ずつ文献を選択し,計3編の英文抄読を行いました.
前回の英文抄読のグループワークに比べ,より実践的に英文を読み込む
ということを目標とし,アブストラクトを読み,全文を読んで内容を肉付けし,
読み込んだ内容についてのプレゼンテーションも行いました.
前回は,アブストラクトの全訳までに留まっていたのですが,さらに内容を
深める作業をグループで行う事ができ,より英文を深く読み込む手順を学習
できたように思います.また,プレゼンテーションに関しては,内容について
のディスカッションも行うことができ,文献を肯定的・否定的に読むことの重要
性を感じることができました.

以前より,自分は英文抄読に関しては少し抵抗があったのですが,今回の
勉強会を通じ,英文抄読への苦手意識が少し改善し,英文文献を読むこと
で,最新の,多くの知識を取り入れることができること.また英文のみでなく
他の文献抄読の読み方にも通じる部分があり,患者さんの治療,研究に大き
くいかせるものであると実感しました.
今後も英文抄読を継続的に行うことが出来たらと思います.

日本医科大学武蔵小杉病院 大野博子

<勉強会の様子>

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